2016年12月27日火曜日
0506~ゼロゴーゼロロク~
「ユナ、おともだちと仲良くなりたい!」
「じゃあ、たくさん遊ぼうって言って友達と仲良くなったらいいよ。きっとユナちゃんと仲良くなりたいな、って思っている子はたくさんいるよ。そのためには、なかよくなりたい子の良いところをたっくさん見つけて褒めてあげるといいね。ユナも、ママから可愛いねって言われたら”ありがとう”って言うでしょ?そんな調子でね、ありがとうの言葉から仲良くなることがいっぱいあるよ。
ユナ、笑って!スマイル忘れちゃだめよ。」
仲良くなりたいな、
なりたいだけなのに、またママに怒られちゃった。
ママは丁寧に教えてくれるけれど、それが出来ないから困るんだ。
困るから、話したいのに。
友達と仲良くなりたいという、ココロからの願いをママに話している間、ユナはよく”ふくれ顔”をしてしまう。
遊びたいー(ふくれ顔)
セイナちゃんとゲームしたいー(ふくれ顔)
ママとお出かけしたいー(ふくれ顔)
いっつも、いじけちゃって本当のことはそのままママに伝わらないけど、本当に、本当に、みんなと仲良くなりたいんだっ。
ユナの愛情はとってもとっても大きく温かい。みんな良くわかってくれているけれど、ユナの困り顔、ふくれた顔に釣られて、大人達もふくれてしまう。
ありがとう、の言葉はユナの口から出るのだが、どうも表情が伴わないことがある。
ユナは、とっても温かいハートの持ち主、でもストレートに伝わらない。
不器用で愛らしい子なのだ。
ついこの間もママを突き飛ばしてしまった。
あれ、ママが何処かいっちゃった。
一緒にいっぱい遊ぶ約束したのに。
さみしいな、ユナを置いていくなんて。
ひどいよ、かまってよ、手を離さないでよ、大好きなママ行かないで!
ユナはママ目掛けて一直線に走り、見つけたついでに、
”ユナが迎えにきたよ”
と、無言のまま、両手でチカラいっぱいにママの太ももを突いた。
そしたら、思わぬことにママは、その場に崩れるように転んでしまったのだ。
ついつい、またユナはふくれ顔をしてしまった。
本当はかまって欲しかったんだ。
ユナの愛情はどこまでも大きい。
それは大好きなママを突き飛ばしてしまうほどの強力なものだ。
「そろそろ帰ろっか、ユナ」
「ママ、ごめんね。…ありがとう。」
まずは、ママに優しい自分であるところから始めて、それからお友達と仲良くしようと決心した、ユナなのでした。
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