”0609” ぜロロクゼロキュー
紅く染まる空に 昨夜の衝動を思い出す
今僕等が手にしているものが
どれ程贅沢なものなのか
海沿いの砂利道に
引き出しから舞って出た
26の自分に宛てた 16の自分からの手紙を思い出す
”汚れきった世界を愛する覚悟は出来ているか” と問いただされたが
十年前の我が身に忠告したい
君が両手一杯に広げたような世界はそれでも未だ狭く
ここに在るのは君が息をしようと止めていようと時間を刻んでいることしか知らない世界だ
過度な期待は禁物だが
君が思う以上に 情に彩られた
世界があることを知っていれば
多少はこの世を愛せるかもしれない
少なくとも僕は
愛してるというかわりに
おやすみという他ないんだよ

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